ローズマリーの庭で青大将に遭遇 |
ローズマリーは香辛料や薬(ハーブ)として人気があります。原産が地中海沿岸地方のRosmarinusは「海のしずく」を意味するそうです。ヨーロッパでは古くから「変わらぬ愛」や「貞節」の象徴とされていたそうです。シソ科に属する常緑性低木で暑く乾燥した気候を好みますが、耐寒性も高いので雪の降る関東平野でもよく育ちます。
我家の庭にはガーデナーの家人が世話しているローズマリーが群生しています。私にはまさにローズマリーの森に見えます。家人は絶えず剪定をすることで、枯らすことなくローズマリーの森を保守しています。仕事場にいると、庭から聞こえてくる剪定ハサミの音が好きです。
日曜日に私は家人に頼まれて剪定用の電動バリカンでローズマリーの頭を刈りました。写真はその途中です。紅色に咲き誇る道路に面したサツキと西側のツゲの剪定もやりました。梅雨入り前にやる年に一度の刈り込みですが、けっこう時間がかかり重労働です。刈り込んだ後はまるで床屋でも行ったかの様にサッパリスッキリとして気持ちいいのです。
写真右上の生い茂ったモクレンの木も剪定しました。足場に乗って横に伸びた枝を切ろうとしたところ、枝に這っている蛇を見つけました。思わずノコギリで叩くと枝から落ちて草陰に消えました。家人も見ましたが、背中が濃緑色の1.2mほどの青大将でした。昔から我家には蛇が住んでいて、毎年出くわすのですが、子供の蛇ばかりで、大物蛇は久しぶりに見ました。蛇は縁起がいいので、思わず叩いてしまったことを後悔しています。家人にもおこられましたが後の祭りです。青大将にはローズマリーの葉をこすりつけて傷を治してくれればと願っております。それにしてもモクレンの木の上でまるで涼んでいるかのように寝ていた青大将にはビックリしました。
小学生の頃、川岸の堤防で1.5mほどの青大将に出くわし、追いかけると石垣の隙間に入ったので、半分出ていた胴体を掴んで引っ張ったところちぎれてしまったことがあります。子供の頃は平気で蛇も掴んでいましたが、今は掴むどころか見るのも嫌なのはどういうことなのでしょう…。歳をとって臆病になっているのでしょうか。それにしても青大将さんゴメンナサイです。