庭猫イリちゃんが寝床を寝取られました |
木曜日の朝、娘が雨戸を開けると、デッキに置いてあるイリの小屋から猫が4匹出てきてびっくり仰天したそうです。2匹の親猫の後に子猫が2匹出てきたそうで、イリは暖かい電気座布団の寝床を取られて、追い出されていたようです。わたしは留守にしていたので、詳しいことはわかりませんが、最近、見知らぬ野良猫が庭で鳴いていて、盛りのついた雄猫がイリを狙っているのかと思っていました。
イリは気弱というか臆病というか、自分の家を追い出されて、2階ベランダの木工作業室に寝ていたようです。1階デッキに置いてあるイリ小屋周辺は、夜間は野良猫がうろついて物騒なので、いざという時のために木工作業室の引き戸はイリのために少し開けておりました。しかし、家族で乗っ取るとは大胆不敵。子を持つ親は強かりしという生類の本能でしょうが、猫家族のたくましさに感心しそうになりました。
先日、イリは玄関上のポーチに乗り、降りれずに鳴いているので、仕方なくハシゴをかけて抱き下ろしてあげました。2回目なので、わたしの注意を引こうとしているのかと思ったのですが、やはり臆病なのでしょう。しかし、一応猫なのですから、自分の寝床を取られるとなれば、少しくらいは威嚇して抵抗するそぶりくらいは見せて欲しいのですが、そんな様子は微塵もなかったようです。小屋で餌を食べる時も周囲を気にしていますし、弱虫ぶりにあきれる始末でございます。ではありますが、ものは考えようで、争いをこのまぬ心優しき女の子と思えば、イリが益々いじらしく愛おしくなるのでございます。
夕方6時。イリはソファでリラックスして毛づくろいしております。野良猫対策をあれこれ思案するに、事務所のベランダ側ガラス戸に、イリが自由に出入りできる小窓をつけて、事務所にイリのベッドを置こうかと考えております。それまではと、ひとまず木工作業小屋に発砲スチロール箱の電気座布団ベッドを置きました。はたして今夜から木工作業室のベッドで寝てくれるのか…。心配は尽きないのでございます。